ヘナの代用・髪が傷まない黒髪戻し&白髪染めの和漢彩染使ってみました
今月で42歳を迎える私ですが、半年前ぐらいから左の黒目の上ぐらいのM字禿の人の深く禿げ込む部分らへんの産毛に白髪を発見して凹んでます。更にそこからつむじに向かって数本白髪になっていて、いよいよ私も頭皮と向き合う時期が来たなと実感。
ここからもっと悪化した場合には白髪染め目的でヘアカラーを行う必要が出てくることを考え、ヘナの代用・髪が傷まない黒髪戻し&白髪染めを探しまくって『和漢染漢 十八番』という、サロンでも使われているヘアカラーを見つけました。
和漢染漢とは
『小麦粉・コーンスターチ・和漢植物エキス』などの食品を主成分としアミノ酸などの栄養成分を配合した、地肌に優しい第4のカラー剤と言われています。お洒落カラーにも白髪染めにも利用でき、染髪後はまるでトリートメントをしたかのようなサラサラな仕上がりになるのが魅力の新しいカラー剤になります。
髪を傷ませるアルカリ剤・オキシ(過酸化水素)・界面活性剤を含みませんので、市販のカラー剤だとかぶれてしまう人でも利用する事ができる等と、お肌が弱い人に絶賛されています。
和漢彩染は、アルカリ剤・オキシを含みませんので、トーンアップはできません。髪を明るくしたい人は、和漢彩染にLUCというライトナー(脱染剤)が準備されているので、一旦LUCで明るくしてから色を入れる必要があります。裏を返せば、和漢彩染でカラーをしても髪が退色して地毛より茶色になってしまう事がないというメリットにもなります。
ですが和漢彩染は完全にナチュラルという訳ではなく、『ジアミン染料、過ホウ酸ナトリウム』を少し含みます。ジアミンの含有量は市販のカラー剤の10分の1程度と言われますが、ジアミンにアレルギーがある人は注意が必要です。また、過ホウ酸ナトリウムも人体に影響のある懸念物質とされています。
ヘナのように完全にナチュラル素材という訳ではありませんが、ヘナほど取り扱いが難しくも面倒でもないという理由と、『アルカリカラー』の髪や頭皮への影響よりかはマシという気持ちで、そろそろ地毛の黒髪に戻したい私は和漢彩染を使う事にしました。
強いカラー剤は頭皮をいじめるので、より白髪を悪化させ、最悪アルカリで毛が細くなるそうです。できるだけ地毛を健康に保ちたい方でカラーをしている人は、和漢彩染おすすめ。
和漢彩染の種類とカラーの違いについて
和漢彩染には、白髪を黒くするカラーから、黒髪に少し色味を足せるヘアカラーまで沢山の種類があります。
LLCというブリーチパウダーもありますが、脱色をするお薬なので専門知識がないと危険です。ブリーチパウダーに関しては、しっかり勉強してから利用しましょう。
ブリーチパウダー以外は色を乗せる効果しかないので、あまり取り扱いが難しくないです。失敗しても『黒くなりすぎた、または色があまり入らなかった』ぐらいなので、髪を黒に戻したい人や黒髪に色を乗せて少しお洒落を楽しみたい人などは、自分が好きなカラーを選んで、配合を変えたりして色々楽しめます。
白髪を効果的に染められるパウダーはBBシリーズ。BB4からBB8まであり、BB4が1番黒く染まります。白髪が黒髪から全く浮かないレベルに染められるのはBB5以下だそうですが、BB5以下はかなり黒く染まるそうです。友人のお母さんはBB8で白髪染めをしているそうなので、好き好きでしょうかね。
BB以外のカラーはアクセントカラーの位置づけで、赤み消しや栗色っぽさを演出するのに使えます。BBシリーズは少し赤くなるようですので、白髪が赤くなるのが嫌な人は黄色や緑や紫などの色味を足すのがいいでしょう。
私は、ブラウンデライトとグリーンシャワーとゴールドクレストとBB8を買いました。
・ブラウンデライト:赤みのある茶色
・ゴールドクレスト:赤みを抑えた茶色
・グリーンシャワー:グリーン(赤みを消すために使用)
・BB8:黒染めの中の1番明るい色
検索して得た情報では、BB以外のカラーを脱色した明るい髪色や白髪に乗せた場合、2トーンぐらい色味を暗くする作用があるとのことですが、あくまでアクセントカラーなので白髪染めの効果はないとのこと。
和漢彩染の使い方
和漢彩染の使い方は、ネット情報で得ました。キレイに染まったし、問題なかったのでこれをベースに試行錯誤されても良いと思います。
事前準備するもの
- 捨てても良い器
- 服や体を保護するケープ
- 粉の量を測る計量器
- 混ぜる為のスプーンや泡だて器
- 65度以上のお湯(粉の重量の4倍)
- 手を保護する為のビニール手袋
- 最後に頭に巻くラップ
髪をとかす櫛と軽量カップが写っていますが、結局使いませんでしたw ちなみに私は大量に作るつもりで洗面器で作りましたが、BB8の量が少量でしたので洗面器は染まりませんでした。BB5大量とかなら着色しちゃうかも。
実際に染める時の工程
私は服や家が汚れたら嫌だから、お風呂で塗ろうと思って、まずはお風呂に入る準備をしてから作業をしました。お風呂の床についても大丈夫でしたが、うちのお風呂の床はグレー色。塩素系漂白剤で落とせるそうですが、ホワイトカラーの場合は新聞紙やビニールを引いて作業する方がいいかも。
置き時間は20分とのことでしたが、染まりづらい私は全体に塗った後に、お風呂で半身浴しながら40分おきました。汗で粉が流れてくる事はなかったけれど、汗が染まりに影響したかもしれないw
白髪をしっかり染めたい場合は、シャンプーをして頭皮の油を落としてから髪を乾かしてから塗るのも良いそうです。私は伸びた部分を黒くしたかっただけなので、シャンプーせずに塗布しました。耳とおでこの生え際にはワセリンを塗って保護だけしました。
まずはお湯準備し、和漢彩染パウダーを好みの分量を計算しながら器に入れます。粉は飛び散るし、チャック部分にも挟まっちゃうのでスプーンを使うのが良さそうです。
和漢彩染パウダー全てを器に入れ終えたら、パウダーの4倍量のお湯(65度ぐらい)を投入。お湯はパウダーの上から洗面器に直接入れて大丈夫でしたが、スプーンだと混ぜるの大変なので泡だて器とかがあった方が混ぜやすそうです。私が使っているのは100均のもの。
今思い出したら400gっていう数字の景色が頭に残っているので、私はもしかしてパウダーの3倍量のお湯しか入れてないかもしれないですw
マヨネーズやケチャップぐらいの硬さにするのが理想だそうですので、この辺は自分好みで調節しても良さそう。基本は4倍のお湯で溶くそうですが、緩くなりすぎたら塗りにくいし染まりにくいので3倍でもいいかも。ロレアルのクリーム状より少々固いぐらいになっていました。
混ぜ終えたらできるだけ冷める前に(と言っても65度はあり得ない)、髪に塗ってあげてください。冷えると固まります。しっかり混ぜて火傷しない温度に下がったらすぐ塗布です。
塗り方はブラシを使う方法もありますが、私は手ですくって頭にどさっとのせてもみこみました。手袋は家にあった料理用のビニール製のものにしましたが、何回も外れそうになったので、もうちょっと手にフィットする方が塗りやすいと思います。
和漢彩染を髪に塗り終えたらラップをまいて、20分放置。その後乳化させ、お湯で流し、シャンプーします。(染まりにくい私は40分置きましたが大丈夫でした。市販でもいつも倍の時間おいています。)
ちなみに洗い流す時は素手でやりましたが、少し爪がきいろっぽくなったかもですので、気になる人は流す時も手袋をはめた方がいいかも・
流しではいつものノンシリコンのアミノ酸シャンプーを、その後いつものシリコントリートメントも使いましたし、乾かす為に温風のドライヤーもしました。でも染まってますので、流しや乾かしについてはあまり神経質にならなくて良さそう。
和漢彩染使用前に使っていたヘアカラーと私の髪の状態
今迄私がセルフカラーで使っていたヘアカラーはロレアルエクセレントのクリームタイプ6NG。使用頻度は2カ月に1回ぐらいで、だいたい4cmぐらい伸びたぐらいで毛先の退色が気になってきて、リタッチではなく全体染めをしていました。
美容室に行くのが半年に1度とかなので、その間にセルフカラーを2回挟んでしまい、退色度合いがまだらな美容師泣かせの髪をしていますw
私が今まで出会った美容師さんに言われていた私の髪質と現在の髪の状態は以下の通りです。
毛質:毛の量と太さは普通・こしがあって染まりにくくパーマもかかりにくい
毛色:真っ黒ではない
白髪の量:本人自覚は10本以内で美容室では白髪染めは必要ないと言われる
以上の点を踏まえて、ご自分の髪の状態と比べて和漢彩染でのヘアカラーの参考にして頂ければと思います。
和漢彩染のセルフカラーでの使用量
私の現在の髪の長さはセミロングで、ロレアルで全体染めするなら2箱使いますが、和漢彩染は100gでぎりぎりいけました。シャンプーの泡系のカラー剤なら1箱で誰でもいけちゃうと思うので、クリーム系で考えてくださいね。
そのロレアルなどの市販のクリーム状のカラー剤1箱で済む人は50g程度、2箱使っちゃう人は100g以上と考えて良いと思います。
和漢彩染がアナウンスしている量は以下の通りです
・ロングヘア:120g(1回分)
・ミディアムヘア:60g(2回分)
・ショートヘア:40g(3回分)
私はミディアムとロングの中間という事で100gを作りましたが、足りるかどうか少しひやひやしたので、白髪をしっかり染めたい人は少し多めに作っても良いかもしれない。
和漢彩染 個人染めの配合レシピ
和漢彩染 鉄板レシピ
和漢染漢 十八番 レシピで検索すると和漢彩染のFBが出てきて、そこに以下のレシピがありました。出来る限りシェア希望ですとの事なので、画像も拝借。
メーカーさんが言っているので、この比率をベースにするのが良さそうです。
「ゴールド(ゴールドクレスト)」単品で9トーンぐらい、「ブラウン(ブラウンデライト)」単品で6.5トーンぐらいのレベルの明るさだそうです。また、単品でもカラーによっては茶色になりすぎた髪を若干黒くする効果はあるようです。
和漢彩染で黒髪に戻したい場合の配合その1
真っ黒になっちゃったら嫌だなと思って、黒染め効果の高いと言われるBBシリーズは、1番明るいBB8を選択。それで作ったレシピは下記の通り。
・BB8:20g
・グリーンシャワー:20g
・ブラウンデライト:60g
BB以外:BB8=4:1の比率は守ったのですが、BB8がそこまで黒に染める効果が高くないようでこの配合で染まる程度は・・
・白髪は金髪程度にしか染まらない
・茶色になっていた髪には色が入り、地毛との差はあるけれど不自然さがないぐらいにはトーンダウンできた
頭皮にズームした写真です。こちらは私が数本の白髪を生じている左側の生え際です。金髪になった白髪を写そうとしましたが、写真ではどれが白髪か分からないレベルにキレイに染まっています。
この写真は光の加減で筋で茶色に見えたりしてますが、光が当たらなければもっと黒く染まっているようにみえます。この写真は純粋なカラーを見せたくてドライヤーする時にオイルをつけていないので私の髪のダメージが隠せていませんが、この髪のダメージは今回負ったわけではなく元からですw
今回ビフォー写真を撮り忘れたことを反省して、次回染色前はこの色がどのぐらい落ちてしまったかという状態から見せたいと思いますが、ビフォーアフター写真って同じように撮影するの難しいですよね。上手にできる自信がないw
で、このレシピのまとめですが、地毛に見える黒髪をテーマにしている私としては、少し惜しいかなと思います。ブリーチで茶色になった髪に対してBB8の比率が少なすぎたかな、と。ブリーチした髪の色を地毛に戻したい場合は、もっと思いっきりが必要ですね。
ですが染まる強さは個人差がありますし、好みもありますよね。とりあえずお試しで黒髪戻しとして染めたい場合はこのレシピぐらいからテストすればカラスみたいな真っ黒にはならないと思いますので、その辺も含めて参考にして頂ければと思います。
また和漢彩染は2回目の染髪で更に黒くなるそうなので、同じレシピ2回でもっと濃く色づく可能性もあります。そこの手加減は難しい・・w
シャンプー時やドライヤー時に感じるはずのカラーによるダメージは全く無く、変なにおいもなし。もう一生和漢彩染についていく決心を固めたところです!ww
1回の染髪にロレアル2箱使っていたのが和漢彩染だと1袋で足りるので、コスパは半分になるのに髪へのダメージがないとか最高以外の言葉はないですよね。
毎回染めた髪の色が抜けてヤンキーみたいな茶色になっては黒髪に戻していたけれど、和漢彩染ならば染める時にブリーチしないので、白髪以外の健康な黒髪は維持できるのが気に入りました!
今後どのぐらいで黒髪に戻した色が落ちるかとか、より自然に黒く染まるレシピなどを研究して、『和漢彩染』タグでレビューを書いていきたいと思います。
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